古くなった茶葉を捨てるのがもったいない!

煎茶や玉露の茶葉は、当店の場合、未開封で約10ヶ月間の賞味期限がありますが、開封したまま放置したり、賞味期限を過ぎてしまうと味が劣化していきます。悪くなった茶葉の特徴は、お茶を出したときに、黄色く濁った水や、すっきりしない苦味が出る、などです。

そういった場合には、茶葉を火で炒ってほうじ茶にすると茶葉を捨てることなく、むしろ、少し贅沢なほうじ茶をご自身で作って頂くことがおすすめです。

自家製ほうじ茶を作るのに必要なもの

茶葉に加えて、フライパンが必要です。ただ、乾煎りに近い状態になるのでテフロンのフライパンだと傷んでしまう可能性があります。古くなったフライパンか、少し扱いが難しいですが、スキレットなどの鉄製のフライパンがおすすめです。ほうじ茶を炒る専用の煎り機もありますので、気になる方はお問い合わせください。

ほうじ茶の炒り方

基本的には弱火で炒っていくだけです。強火にしてしまうと、表面だけがパリパリに水分が飛んでしまって中に火が入っていない状態になりますので、少し面倒でも弱火で炒ります。

焦げ付かないようにヘラなどで適宜動かしながら、約20分ほど炒れば完成です。20分という時間はあくまで目安です。深蒸し茶などの細かい茶葉は火の通りが早く、浅蒸しのようなしっかりした茶葉は、20分以上かかるかもしれません。慣れてきたら煙の出方や香りで目安がわかりますが、慣れない場合は茶葉が茶色く色づいて来たら完成ですので、注意深く観察してください。

色の目安は以下です。

出来上がったほうじ茶の保存

ほうじ茶は、煎茶に比べて水分含有量が少なく、どちらかというと痛みにくいです。ただ、それでも少しずつ、大気中の水分を吸って劣化しますので、目安としては3~4週間以内にお召し上がりください。

大量に作ってしまった時は、しっかりと封をした上で、冷蔵庫などで保管すればさらに長持ちします。

ほうじ茶の飲み方

ほうじ茶は熱湯で茶葉の粗さに応じて、30~50秒程度の短い時間で抽出するのがポイントです。ほうじ茶に関わらず高温で抽出する場合、日本茶は蒸れすぎると味がボヤケます。短時間でさっと出すのを心がけてください。

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